ヒメハルゼミ 研究室

箱根の早雲寺 裏山に 「ヒメハルゼミ」という蝉が住んでいます。 

椎の木・樫の木などの常緑広葉樹を好む蝉です。

 

1947年(S22)に歌人 並木秋人が発見、澤田秀三郎によって確認。

1965年(S40)に箱根町の天然記念物に指定。

 

ちなみに ここで登場する 澤田秀三郎は

明治42年 生誕。

昭和5年「サワダムシ」を小笠原諸島 父島にて発見っ!。

      ヤイトムシ目 サワダムシ科の名付け親である。【Trithyreus sawadai kishida】

同年4月 伊豆天城山にて「アマギシャチホコ」を発見っ。丸毛信勝氏が同定。

同年7月 山梨県国師岳にて「コクシエグリシヤチホコ」っていう蛾を一対採集。

      

   年代は不明だがこの時期 「サワダマメゲンゴロウ」も発見っ!

       

昭和6年 名和昆虫研究所在籍中 南方熊楠宅へ訪問っ!。

     (南方熊楠の日記に「澤田君」と記載)

昭和7年 ハコネダイミョウガガンボを強羅で発見っ!【Pdicia gifuensis sawadai】       

昭和8・9年頃 小田原にて将棋会所を経営。 

昭和17年   将棋木村名人と 飛車香車落ちで対局を許されるっ! 初段にっ!

昭和22年頃  名人であった塚田正夫9段と角落ちではあるが勝利っ!

昭和22年~27年 温泉村村議会議員 歴任。

昭和33年には3段、 最高段位は4段らしいです。

昭和34年~60年 箱根町文化財保護委員 歴任。

昭和41年 箱根町を守る会 副会長 歴任。

昭和50年  「七湯の枝折」を出版。

昭和54年 「澤田武太郎植物日記」を出版。

  その他、第1回~9回箱根名人戦を「蔦屋旅館」にて開催にあたり尽力。

昭和62年には 勲6等 瑞宝章を叙勲している。

と何かと 一流の道でご多忙な人である。

 

 

 

 

ヒメハルゼミの話しに戻りますと

 

そもそも

箱根湯本温泉パンフレットに

「抜け殻鑑定士講習会」

なるのもを発見。

 

う~ん 平日 木曜日かぁ~。

でも鑑定士にもなりたいしなぁ~。

 

悩んでないで行くことに 決定っ!

まず標本などで ヒメハルゼミについて

講習を受けてから裏山へ出発です。

 

いつもは立入禁止だそうです。

 

大きな捕虫網を持っているのが

学芸員の先生です。

いつもは蜂の研究をしているそうです。

この日も 新種の蜂の個体を

採集したらしくその場で標本にして

見せていただきました。

 

 

 

 

山で他の参加者が2・3匹

抜け殻を発見。

 

なーんだ 私の腕(目)では 

発見できないのか

と思っていたら・・・

 

なんとなんと・・・

 

 

じゃん!

なおすけ所長 大発見!

大きさは2・3cmです。

大興奮です。

こんなに小さい抜け殻は

初めて見ました。

 

自分で見つけると

嬉しいものですね。

 

 

お土産で

ファイルを頂きました。

 

 

 

なんといっても 

私事

「ヒメハルゼミぬけがら鑑定士」

に 昇格っ!です。

 

あれれっ!

「ジュニア」って書いてあるぞっ!

 

 

なので  童心に返った一日でした。