そういえば 先日
夜な夜な ジムのサウナに行って帰宅したところ
「なんか その2みたいだね その2みたいだね」と奥殿に言われ
何のことだろうと尋ねてみたら
「本物じゃなくて その2みたいな顔だよ!」と減量を笑われてしまいました。
兄でもなく 弟でもなく 「その2」らしいです。
私事 5月までに悪玉コレの数値を下げなければ
処方箋を出されてしまいますので 必死でございます。
さてさて 本題です。
「革製グリップ その1」が大成功しましたので
続きまして 母親のご愛用「杖」第2弾です。
こんな形の杖です。
医療用で高さ調節可能な杖です。
今回は型紙なし。
直接 杖を革に当てて 裁断しました。
生き物が提供した貴重な皮を扱う
革細工ではタブーな方法です。
今回は 表革が手に当たるようにします。
カーブを綺麗にします。
うら側のスエード生地を
「トコフィニッシュ」を塗って
ローラーで押さえます。
毛羽立ちを押さえます。
持ち手の 長い方の革を整えます。
少しづつ 慎重に・・・
今回の「杖」は
持手が クビレています。
クビレになる部分の革は
関節のタルタルの部位が良いです。
いろいろな角度で「杖」に当てて
裁断しました。
クビレ部分は
革ひもで引っ張りながら
革を張っていきます。
その事も考慮して裁断します。
裏革もつけて2枚重ねにします。
スエード部分が表になるようにします。
ボンドはタイトボンドⅢにします。
ドバッっと出して。
ガラス板で伸ばします。
ぺとっ
革に乗っけて。
ローラーで コロコロッ!
接着したら カットです。
カット カット!
映画監督かっ!
はい できあがり~
裏はモコモコのスエードです。
そういえば小学生の頃
スエードでお財布を作ってもらい
毛羽立ちで
文字や模様を書いたり消したり
遊んでいました。
お次は
紐通しの穴です。
持手の短い方は 7穴
長い方は 12穴
にしました。
片方 穴あけしましたら
二つ折りにして 鉛筆で
印をつけます。
このやり方は
穴の数を間違えません。
じゃん!
穴あけ完成!
いよいよ
編み上げです。
ロンドンブーツ並の編み上げです。
短い方は 編み上げてから
杖を差します。
これからが大変です。
一目一目 引っ張って絞めます。
ぎゅーっと絞めます。
夢中になり過ぎて
写真撮り忘れてしまいました。
杖のクビレも上手く張ることができました。
今回の編み方は「オーバーラップ編み」です。
車のハンドルがウッドステアだったころ
革を巻くのが
流行りましたが この編み方だったような
気がします。
どこかにステアリングが
どこかに・・・
ありました ありました。
ミニ ケンジントンに乗っていた頃の
ウッドハンドルです。
このハンドルは手放せません。
お世話になりました。
「モトリタ」ハンドルです。
革をつけたいのですが
木目が美しいので
このまま ご自慢のみの登場です。
立てかけてみました。
おやっ!
猫の ぴぴちゃんが寝ています。
おしまい。