底倉温泉 蔦屋旅館 髙山園 研究室(絵葉書編)

箱根温泉のひとつに 底倉温泉があります。

そこには かつて 蔦屋旅館 髙山園がありました。

旅館だけではなく

裏山を開墾して いろいろな施設を作ったり、

はたまた近隣の旧蹟に 自費で石碑を建てたりと

「ひとり観光協会」的な旅館がありました。

すごい財源ですねっ!

 

今回は、蔦屋旅館の絵ハガキ・写真ハガキを研究してみます。

 

まずは 遠景写真

かなり 大きな旅館ですね。

右手前に木製の

八千代橋が写ってますね。

 

うっすら スタンプ入りです。

 

角度の違う全景です。

 

自動車通過中です

 

ハガキの欄外に

仮設橋 と書いてます

 

これは大変珍しい絵葉書かもっ!

あれっ

橋の上を 乗合自動車

通過中です

新しい 八千代橋 のようです

次の写真 との違いは

欄干に照明がつく前のようです。

角度で見えにくいだけかなぁ?

 

これも 珍しい絵葉書かもっ!

 

 

自動車 通過中です

 

新しい橋になったようですね

両サイドに照明がつきましたよっ!

違う角度のようです

大正14年3月らしいですね

 

左上に なにやら漢詩のようですね

 

 

上のハガキと同じようですが

 

漢詩はなくて

スタンプ付です

これはハートの中に 蔦屋旅館

 

近隣の町の名前が

蔦の葉に書いてあります

たぶん「蔦屋」だからですね。

 

御殿場 三島 松田などの地名も出てます。

 

ハート型の蔦屋を中心地としたデザインですね。

 

「箱根の中心で愛を叫ぶ」  で 

その中心というのが「蔦屋旅館」ってところですねっ!

 

これは 絵葉書ですね

 

鳥瞰図のようですが

何の鳥の視点でしょうか?

高度が低いような・・・

スズメ か ハトぐらいの

旋回する高さのようです

はははっ

 

近隣の名所を

写真にて これでもかと

詰め込んだようです

 

3色刷かな?

カラー写真かな?

着色写真かな?

いずれにして

秋の紅葉の写真のようです。

 

 

 

 

 

 

 

「記念絵葉書」の袋です

 

 

あれれっ

旧蹟の石碑で紹介した

 

日本武尊の 「吾妻・・・」の原文

のハガキのようです

 

続きまして

本も出版していたようですね

 

「附 髙山園橘媛祠建設由来」って

サブタイトルがあります。

たぶん弟橘媛(おとたちばなひめ)の

祠を作ったのでしょう。

日本武尊の妃様で

夫のために海に入って 波を鎮めた

という伝説の妃様です。

それで 日本武尊の石碑が 「吾妻はや・・・」

と嘆いているのですねっ。

裏表紙に

 

著者本人らしき絵が描いてあります

 

だとしたら「澤田(金和)義」の可能性ありです。

他にも

旅館内で配ったであろう

 

「御入湯案内」

「最近実測 箱根案内地図」

 

などがあったようです。

 

 

 

「筥嶺徵古帖」

には 蔦屋旅館の歴史が載っています

 

澤田武治が ちょんまげ 帯刀姿の写真や

澤田(金和)義の幼少写真が載っています 

 

 

「徵古帖」

と題名を 3文字にして

横とじのバージョンもあります

 

中身は同じです